専任教員

山岸 竜治 教授

略歴

1985年3月:千葉県立佐倉高等学校卒業
1999年3月:日本大学文理学部教育学科卒業
2008年3月:日本大学大学院文学研究科教育学専攻博士後期課程修了
2008年4月~2013年3月:日本大学文理学部非常勤講師など
2013年4月~2023年3月:日本大学生産工学部准教授
2023年4月~:現職

高校卒業後、今でいうひきこもりに。ひきこもり中に『朝日新聞』の短歌投稿欄で採られ、歌人の近藤芳美(故人)に師事。歌の集まりを通じて人の輪の中に戻り、27歳で日大に入りました。博士(教育学)。精神保健福祉士。

Q&A

Q.先生の専門分野は?

A.不登校やいじめなどのいわゆる教育問題をめぐる言説の分析です(不登校は戦前から存在したとか、「いじめの四層構造」は研究者より先に教師によって描かれていたなどということを明らかにしてきました)。

最近は、何か「後輩」の役に立てないかとひきこもりの当事者研究も行っています。

Q.学生時代はどのように過ごしましたか?

A.学部時代の前半はひきこもりに戻らないか心配し、その心配が薄らいだ後半はどうやって生計を立てていくか悩んでいました。多分いつも難しい顔をしていたと思います(苦笑)。

Q.この道を選んだきっかけは?

A.就職氷河期だったのですが、そもそも「私立文系新卒32歳」だったので一般的な就職は困難でした。「だから山岸君は大学院に来るしかないよ」と日大教育学科の先生方が進学をすすめてくださったのがきっかけです。